Subtitles · セットアップガイド

一度設定すれば、
あとは忘れていい。

インストールは一分で終わります。初回起動はもう少しかかります。何かに字幕を付けられるようになる前に、音声モデルがダウンロードされるからです。その途中に、何も言わずに失敗しうる工程がひとつあります。このページがあるのは、主にそれを一時間ではなく十秒で見抜けるようにするためです。

Mac のデスクトップの下寄り中央に表示された Subtitles のオーバーレイ。「字幕はすべての上に乗り、クリックを奪うことは一度もない」という一文に字幕を付けているところ
目指すのはこの状態です。画面にすでにあるものの上に、オーバーレイが乗っている。

始める前に

  • macOS 14.2 以降、Apple シリコン。アプリ全体が Core Audio のプロセスタップの上に成り立っていて、この API は 14.2 で入ったものです。Intel の Mac ではそもそも動きませんし、アップデートで変わることもありません。
  • ディスク約 600 MB、一度だけ。音声モデルはダウンロードには含まれていません。初回起動時に取得して、そのまま保持します。ラテン文字のパックが 583 MB、中国語と日本語を含むほうが 633 MB です。
  • 数分のインターネット、一度だけ。そのダウンロードが、このアプリが生涯で行う唯一のネットワーク通信です。その後はすべてオフラインで動きます。

初回起動

「アプリケーション」にドラッグして開きます。Dock のアイコンもなく、配置に悩むウインドウもありません。メニューバーに住んでいます。最初に出てくるのは短いウェルカム画面で、オーバーレイが三つの仕事をこなすところを見せてくれます。

Mac のデスクトップに開いた Subtitles のウェルカム画面。字幕付きのポッドキャストと、「音声検出を読み込み中」と表示された進行バーが見えている
初回起動、ダウンロードの途中。下のバーは、モデルが届きつつあるところです。

その裏でモデルがダウンロードされています。その間、メニューバーのアイコンには脈打つドットが付き、メニュー自体にはパーセントとファイル数が出ます。初回起動は数分、二回目以降は数秒です。

静かに失敗する工程

macOS がシステム音声を録音する許可を求めてきます。そのダイアログを見逃したり、閉じてしまったりしても、それを教えてくれるものは何もありません。Core Audio は成功を返し続け、タップは動作中だと名乗り、バッファは正しいサイズと間隔で届き、そしてサンプルはひとつ残らずゼロです。スタックのどこにもエラーが出ないので、アプリはインストール済みで正常に見えたまま、ただ何ひとつ字幕にしません。

字幕も出ず、エラーも出ないなら、まず間違いなくこれです。メニューに Check Audio Permission… があり、システム設定の該当パネルを開きます。「プライバシーとセキュリティ ▸ オーディオ録音」で Subtitles にチェックが入っている必要があります。許可が下りているかを知る API は存在しないので、このアプリも知っているふりはしません。

Subtitles のメニュー。Check Audio Permission が選択状態になっていて、上部に「Subtitles に音声が届いていません。再生中なら権限を確認してください」という警告が出ている
メニューの一番上がそう言っていて、直し方はその二行下にあります。

どこにいるか

macOS のメニューバー。メニューを開いているあいだ、Subtitles のアイコンが強調表示されている
メニューを開いているあいだ、アイコンは点灯しています。

Listen To

システム音声すべて。これが初期値で、設定は何も要りません。ひとつのアプリに絞りたい場合は、同じメニューにいま再生中のものが並びます。その選択は、変えるまでそのままです。

Language / Models

自動判定が先頭にあり、九つの言語をカバーします。英語には速度と精度を天秤にかけた専用モデルがあり、ほかの言語はひとつの多言語モデルから来ています。同じパックの中で移るのは一瞬、パックをまたぐともう一度ダウンロードになります。

知っておく価値のあるスイッチ

Skip Non-Speech は、音楽が作り話の歌詞になるのを防ぎます。New Box On Speaker Change は初期状態でオフですが、通話では入れておく価値があります。Fade Away Under Pointer は、オーバーレイが下にあるものを隠してしまうのを止めます。

Settings

ボックスの大きさ、不透明度、何行残すか、履歴をどれだけ持つか。すべてモックアップではなく本物のオーバーレイでプレビューされます。モデルのキャッシュも同じウインドウから消せます。

Subtitles の設定ウインドウ。字幕ボックスのライブプレビューの下に、行数・背景の不透明度・ポインタを載せたときの表示・直近のボックスのスライダーが並んでいる
どのスライダーも、動かしているあいだのプレビューは本物のオーバーレイの上です。モックアップではありません。

四つのキー

オーバーレイはクリックを一切奪わないので、そのまま突き抜けて作業できます。キーボードに求めるのは、これだけです。

  • ⇧ を押しながらドラッグでオーバーレイを動かせます。置いた場所は覚えています。
  • ⌥ を押しっぱなしで、直近の字幕を呼び戻してさかのぼれます。
  • ⌥⌘S で字幕を一時停止し、また再開します。
  • ポインタを載せると薄くなるので、何も動かさずに下にあるものを読めます。

うまくいかないとき

何にも字幕が付かず、エラーも出ません。
十中八九、オーディオ権限です。メニューの Check Audio Permission… を開いて、「オーディオ録音」で Subtitles にチェックが入っているか確かめてください。失敗が無言なのは API の仕様であって、こちらの選択ではありません。アプリの内側から見ると、拒否された権限と静かなマシンはまったく同じものです。
字幕は出るのに、言葉が違います。
どのモデルが読み込まれているか見てください。自動判定はいちばん手軽ですが、いちばん正確ではありません。英語しか聞かないなら英語モデルを選ぶと効きますし、遅いほうを選べばもっと効きます。固有名詞、専門用語、略語はどんな認識器でも滑るところで、これはどの設定でも直りません。
音楽が歌詞になってしまいます。
Skip Non-Speech (VAD) がオフです。戻すと音声検出が認識器の手前で働くので、伴奏がそこまで届かなくなります。初期状態ではオンです。
オーバーレイが、見たいものを覆っています。
⇧ を押しながら別の場所へドラッグするか、ポインタを載せたままにすれば薄くなります。どのくらい近づいたら反応するかも、どこまで薄くなるかも設定できます。手の届かない場所に行ってしまったら、メニューの Reset Overlay Position で戻せます。
Mac がスリープしたあと、字幕が止まりました。
メニューから字幕をいったんオフにして、もう一度オンにしてください。それでタップが張り直されます。ほかの操作に反応しているなら、終了させるより速いです。
ディスク容量を取り戻したいです。
設定に Clear Model Cache があり、ダウンロード済みの重みを削除して、どれだけ空いたかを教えてくれます。次の起動でまたダウンロードされるので、使い終わったときにどうぞ。使う合間にやるものではありません。

一分で設定して、あとは邪魔をしない。

14 日間、理由を問わず返金します

買い切り $9、今後のアップデートはすべて込み · macOS 14.2 以降 · Apple Silicon
その Mac を使っているあいだ、リアルタイム字幕は無制限です。買い足す分数も、アカウントも、サブスクリプションもありません。